Updated June 9, 2026
外国籍エンジニアに選ばれる求人票の書き方【テンプレート付き】
In this article: 📝
- はじめに
- 外国籍エンジニア採用:求人票作成の3つの基本
- 文章のトーンはフレンドリーに
- 技術要件と求人内容を正しく理解してから求人票を書く
- 英語で求人票を作成する
- 応募が来ない本当の理由—曖昧さが機会損失を生む
- 求人票の必須項目について
- 「第一印象」を決める求人名
- 「このポジションについて」の書き方
- 応募の質を高める業務内容の記載ポイント
- 透明性の確保・曖昧さをなくす
- 応募率を上げる補足情報:求人票と企業プロフィールの使い分け
- 求人票と企業プロフィールの使い分け
- 求人票の補足情報
- 企業プロフィールの補足情報
- 注意点・書き方で気をつけたいポイント
- FAQ
- 応募が集まる求人のポイントは?
- エンジニアは求人のどんな条件を見ているの?
- Japan Dev推奨の求人票フォーマット
- まとめ:公開前チェックリスト
はじめに
「給与も悪くない、技術も面白い。なのに応募が来ない」
外国籍エンジニア採用に取り組む人事担当者から、よくこういった声を聞きます。その背景には、年々激しくなるITエンジニアの採用競争があります。 2025年11月時点の新規有効求人倍率は約4倍、1人のエンジニアに対して4社以上が競合しています。

出典:厚生労働省「参考統計表」
それでも、特別な知名度も採用予算もないのに、外国籍エンジニアからの応募がしっかり集まっている企業もあります。 Japan Devではこれまで250社以上の求人票をレビューし、月間60万PV以上を誇り、多くのエンジニアが利用する採用プラットフォームを運営してきました。
その経験から、求人票の書き方が応募率に大きく影響していることがわかりました。
外国籍エンジニアは、日本人エンジニアとは異なる視点で求人を見極めています。そのため、同じ情報でも、見せ方次第で応募が多く集まるかどうかが変わります。
この記事では、優秀なエンジニアにとって魅力的な求人票の書き方を体系的に解説します。
外国籍エンジニア採用:求人票作成の3つの基本
文章のトーンはフレンドリーに
敬語が過剰だったり表現が固すぎたりすると、内容が伝わりづらくなります。一方で砕けすぎると信頼感を損ねます。大切なのはバランスです。
「フレンドリーで、分かりやすく、簡潔」なトーンを意識することがおすすめです。
また、求人票は応募者に向けた最初のメッセージです。距離感を縮めるためにも、文章内の主語は一人称で書くことをおすすめします。
技術要件と求人内容を正しく理解してから求人票を書く
魅力的な求人票を作るためには、技術要件と求人内容を正しく理解したうえで書くことが欠かせません。
そのうえで大切なのが、技術マネージャーと人事担当者が一緒に求人票を作ることです。
技術マネージャーの視点 |
人事担当者の視点 |
ポジションの役割・使用技術・求めるレベル感を理解している |
会社の魅力・カルチャー・「なぜこの会社で働くべきか」を言語化できる |
この2つの視点が合わさることで、「他社との違い」「ポジションならではの魅力」といった伝えるべきポイントが明確になります。結果として、エンジニアに伝わりやすく魅力のある求人票につながります。
英語で求人票を作成する
たとえ日本語力がビジネスレベル以上必要な場合でも、外国籍エンジニアにとっては英語の方が正確かつスムーズに理解できるケースがほとんどです。
また、英語の求人票を用意することで、オープンでモダンな企業文化を持っているという印象を与えることもできます。
日本語も掲載する場合は、英語 → 日本語の順で記載することをおすすめします。
英語の求人票は誰が作成すべきか
理想は、ネイティブレベルの英語力があり、かつエンジニアリングへの理解がある人が作成することです。
それが難しい場合は、ChatGPTやGemini, Claude.ai といったAIツールを活用することで、日本語の求人票のニュアンスを損なわない、比較的自然な英語表現へと書き換えることができます。
|
こちらのプロンプト を利用すれば、自然な英文へのブラッシュアップが可能です!
注意点:
AIで作成した英文はそのまま掲載せず、ネイティブの英語話者に最終確認してもらうことを強くおすすめします。 |
応募が来ない本当の理由—曖昧さが機会損失を生む
今まで250社以上の求人票をレビューしてきた経験から、応募が来ない原因のほとんどは、「条件の悪さ」ではなく、「情報の曖昧さ」にあると考えています。
例えば、求人票で以下のような書き方をしていませんか?
- 給与を明確に記載していない
- 日本語のレベル要件が漠然としている
- リモートワークの可否が「応相談」となっている
こうした曖昧な記述は「情報を隠している会社」というネガティブな印象を与えます。 優秀なエンジニアほど複数の選択肢を持っているため、こうした曖昧な求人はスキップされてしまいます。
もう一つよくあるのが、必須スキルを10項目以上並べてしまうケースです。
これはエンジニアに「現場を理解していない会社」と判断される原因になります。 グローバル企業の求人票とも比較される今、長い要件リストは逆効果です。
条件を上げるのはハードルが高いかもしれませんが、そうではなく、今ある条件を正直に・具体的に伝える方が、応募率には良い影響があります。
以下のセクションでは、具体的な書き方を解説します。
求人票の必須項目について
外国籍エンジニアに選ばれる求人票には、必ず含めるべき必須項目と、追加することで差別化できる推奨項目があります。 以下の表に、推奨する順番と各セクションのポイントをまとめました。
セクション |
区分 |
ポイント |
|---|---|---|
求人名 |
必須 |
英語のみ、短く。職種が一目で伝わる名前で 言語や勤務地を求人名に詰め込まない。似た求人名の乱立は候補者の混乱を招く |
このポジションについて |
必須 |
チームのミッション・インパクト・なぜ面白いかを2〜3文で 数字や規模感を入れると伝わりやすい「なぜ重要か」と「どんな技術課題に取り組むか」を語る。 |
チームについて |
推奨 |
チームの規模・構成・働き方・裁量の大きさを具体的に 「誰と共に働くか」は外国籍エンジニアが給与と同等以上に重視する情報。 |
業務内容 |
必須 |
「何をするか」を動詞始まりの箇条書きで。重要度順に5〜6項目を記載 Design / Build / Lead / Own など動詞で始める。「携わる」「推進する」など曖昧な動詞はNG |
必須スキル |
必須 |
本当に必要なスキルのみ記載 すぐに判断できる書き方を意識。現実的でないスキルの記載はNG |
技術スタック |
推奨 |
使用技術を一覧で。必須スキルの後に項目を分けて記載 エンジニアは技術スタックで求人をフィルタリングする。具体的な言語・ツール名で記載する |
歓迎スキル |
必須 |
必須スキルと明確に区別して記載 要件を100%満たしていないと応募しない候補者は多い。「なくても応募できる」ことが伝わる書き方で |
日本語要件 |
推奨 |
要不要・レベル(JLPT/CEFR)・使用場面を具体的に 「ビジネスレベル必須」とだけ書くと優秀な候補者が自己選択で離脱する。「何に使うか」「使わない場面」も書くと応募が増える |
給与 |
必須 |
レンジを明記。非公開なら「初回面談で必ずお伝えします」と明示 開示すると応募数が約15%増(Japan Dev調べ)。「応相談」はNG。英語求人票で"competitive"は情報量ゼロ |
選考プロセス |
必須 |
全ステップと目安時間を記載 技術テストの前に給与レンジを開示することを明記する |
勤務環境 |
推奨 |
出社日数・場所・時間を具体的に記載 「ハイブリッド」「要相談」だけはNG。リモート不可でも正直に書いた方がミスマッチが減り定着率が上がる |
キャリアパス |
任意 |
3〜5年後の成長選択肢(技術職 / マネジメント)を明示 会社で長く働くイメージが持てる |
ポジション固有の待遇 |
任意 |
学習支援・機器・カンファレンス補助など、ポジション固有のものだけを記載 社会保険・通勤手当などの全社共通の福利厚生は企業プロフィールへ。求人票にあまり多くの情報を混在させると読みにくくなる |
リロケーションサポート |
任意 |
ビザ・引越し支援・住居探しサポートなどを記載 具体的なサポート内容を書くと海外在住エンジニアの不安を解消できる。全職種統一の場合は企業プロフィールへ |
※ 推奨項目は任意ですが、追加することで応募率が向上する傾向があります。
それでは、必須項目や推奨項目について、どのように書けばエンジニアにとって魅力的に伝わるのかを掘り下げていきます。
「第一印象」を決める求人名
求人名は、英語のみで、短く、シンプルであることが理想です。たとえビジネスレベルの日本語が必要なポジションでも、求人名は英語のみの方がクリックされやすくなります。
重要なのは、求人一覧を見たときに「どんな職種か」が瞬時に伝わることです。 役職レベルは「Senior」「Lead」など一般的な表現を使うと分かりやすくなります 。
一方で、プログラミング言語や勤務地などの詳細は、求人名ではなく、本文で補足することをおすすめします。
|
✅ 良い例 |
❌ 避けるべき例 |
|---|---|
|
Senior Backend Engineer |
English-speaking Japan-based Tech Lead - Tokyo Office (CTO Candidate) [Go, Typescript] |
|
Tech Lead|テックリード |
バイリンガルテックリード(CTO候補) |
似たような求人名が並んでいませんか?
採用を強化するタイミングで、チームごとに求人を分けて掲載するケースはよくあります。しかし、候補者の検索結果にはこう見えています:
- Backend Engineer (Logging Infrastructure)
- Backend Engineer (API Development)
- Backend Engineer (Data Integration)
一件ずつ見れば問題ありません。でも並んだ瞬間、候補者は「どれに応募すればいいかわからない」と感じ、応募を躊躇してしまいます。
できれば、共通する要件をひとつの求人名に整理し、チームへの配属は選考の中で決める方法をおすすめします。すぐに整理が難しい場合は、求人票に一文添えるだけで混乱を防げます:
同じ職種で複数チームの求人を掲載しています。最も近いものに1件だけご応募ください。選考の中で最適なポジションを検討します。
求人一覧全体での見え方まで意識することが、応募率の改善につながります。
「このポジションについて」の書き方
エンジニアが「この仕事に応募するかどうか」を決めるセクションです。2〜3文でまとめることがおすすめです。
- チームのミッション・取り組む課題:このチームは何のために存在するか
- あなたの仕事が与えるインパクト:影響する規模感(ユーザー数・リクエスト数など数字を入れると効果的)
- 仕事の面白さ:技術的な難易度やスケール、今後のチャレンジなど
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✅ 良い例 |
❌ 避けるべき例 |
|---|---|
|
「このチームは1日5,000万件以上のAPIリクエストを処理するシステムを担当しています。2年以内に10倍のスケールへの対応が求められており、あなたはそのアーキテクチャの核心部分を担います。」 |
「当社のプロダクト開発に貢献し、チームと一緒に会社の成長を支えるポジションです。」 |
応募の質を高める業務内容の記載ポイント
「このポジションについて」でWHY(なぜ重要か)を伝えたら、ここではWHAT(具体的に何をするか)に集中します。エンジニアが「この仕事は自分に合っているか」を見極めるためのパートです。
書き方のポイント:
- 重要度の高い業務から順に箇条書き
-
動詞(具体的なアクション)で始める
- 英語ならDesign / Build / Lead / Own / Collaborate など
- 日本語なら「○○の設計・実装」「○○機能の開発・テスト・改善」など
- 抽象的な表現を避ける
-
5〜6項目以内に絞る
- 10項目以上を超えると「要件を理解していない会社」とエンジニアに判断される
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✅ 良い例 |
❌ 避けるべき例 |
|
EN Design and implement scalable backend services supporting 50M+ API requests daily Lead architecture decisions end-to-end — API design, data modeling, and performance optimization |
EN Be involved in system development and operations Contribute to team efforts and help improve the product → 何をするのかが伝わらない。どの企業にも使える文章。 |
|
JA 1日5,000万件以上のAPIリクエストを処理するバックエンドサービスの設計・実装・改善 API設計・データモデリング・パフォーマンス改善など、バックエンドのアーキテクチャ全体の意思決定を担う |
JA システムの開発・運用業務に携わっていただきます チームと連携しながら、プロダクトの改善・推進を担っていただきます → 「携わる」「推進する」は何をするかが見えず、情報量ゼロ。エンジニアには刺さらない。 |
必須スキルの書き方
本当に必要なものだけを記載し、エンジニアが「自分は応募できるか」をすぐに判断できる書き方を意識することが大切です。
|
✅ 良い例 |
❌ 避けるべき例 |
|---|---|
|
Java / Kotlin / Go のいずれかを用いたバックエンド開発経験(実務3年以上) |
Webアプリケーション開発経験 |
また、現実的でないスキルセットを求めることも避けましょう。 「開発からインフラ・マネジメントまで全てを一人で担う」や新しく世に出たばかりの技術に関して、「最新技術のリード経験5年以上」といった条件を記載することは、採用市場の実態とかけ離れており、応募数を減らす原因になります。
ソフトスキルは行動レベルに落とし込む
「コミュニケーション能力」「柔軟性」といった抽象表現だけでは何を求めているかが伝わりません。実際の業務に紐づけて記載することがおすすめです。
|
❌ 抽象的 |
✅ 行動レベルに落とし込んだ表現 |
|---|---|
|
Good communication skills |
Experience working closely with engineers, PMs, designers on a day-to-day basis to drive development forward
|
|
Flexible mindset |
Ability to proactively share updates and seek clarification even in a remote work environment
|
|
Leadership skills |
Experience supporting and leading team members through code reviews and technical decision-making
|
歓迎スキルは「必須スキル」と明確に区別する
歓迎スキルであっても、「満たしていなければ応募できない」と受け取ってしまうエンジニアは少なくありません。 LinkedInのレポートでは、特に女性は要件を100%満たしていないと応募を控える傾向があると報告されています。 必須条件と歓迎スキルを明確に分けることで、より多くの優秀なエンジニアからの応募につながります。
透明性の確保・曖昧さをなくす
日本語要件
「ビジネスレベルの日本語」や「JLPT N2以上」といった表現だけでは、実際にどの程度の日本語力が必要なのかが伝わりづらい場合があります。 日本語要件を記載する際は、どんな場面で、どのように日本語を使用するのかまで具体的に記載することが重要です。
記載例
- ビジネスレベルの日本語(JLPT N2 / CEFR B2相当以上)
- 使用場面:日本語話者のPMとのSlackでのやりとり、週次全社ミーティング、PRDのレビュー
- 不要な場面:コードレビュー・設計ドキュメント
このように具体的に記載することで、「完璧な日本語が必要なのか」「どの程度まで許容されるのか」が明確になり、エンジニア自身が応募可否を判断しやすくなります。
CEFRを併記すると、さらに伝わりやすい
CEFRは、ヨーロッパを中心に広く使われている言語能力の指標で、「聞く・読む・話す・書く」の能力ごとに、A1〜C2の6段階で言語レベルを示します。
|
指標 |
評価対象 |
段階 |
特徴 |
|---|---|---|---|
|
JLPT |
聞く・読む |
N1〜N5 |
日本語学習者向けに設計されており、話す・書く能力は評価対象外 |
|
CEFR |
聞く・読む・話す・書く |
A1〜C2 |
実際の業務で求められる日本語力をより正確に伝えられる |
近年では、メルカリのようなモダンなIT企業を中心に日本語力の指標としてCEFRを採用するケースも増えています。外国籍エンジニアにとって馴染みのある指標のため、求人票での表記をおすすめします。
日本語要件の扱いについて
日本語要件は、外国籍エンジニアが特に注目するポイントです。必須条件に含めるかどうかで、応募数が大きく変わる傾向があります。
日本語力は、業務上どうしても必要な場合を除き、歓迎スキルとして記載することをおすすめします。 そのうえで補足説明を加えることで、応募のハードルを下げつつ、どの程度の日本語力があれば活躍できるのかを伝えることができます。
給与
Japan Devのデータでは、給与レンジを開示している求人は、未記載の求人と比べて応募数が約15%多い傾向があります。
理由はシンプルです。給与が分からないまま選考に進むことへの不安から、最初から応募を見送るエンジニアが少なくないためです。
しかし、給与を載せるだけでは不十分です。エンジニアにとって分かりやすい「見せ方」があって初めて、応募につながります。
✅おすすめの書き方
-
ベース給与
ジュニアレベル(0~3年): 400万円 〜 600万円
ミドルレベル(3~5年): 600万円 〜 800万円
シニアレベル(5年以上): 800万円 〜 1,000万円
- ボーナス:賞与は年2回、計2ヶ月分を想定
- ストックオプション(SO):有
❌ NGな書き方
|
NGな表現 |
理由 |
|---|---|
|
Competitive salary |
・世界中の企業が使うため優秀な層には「情報量ゼロ」 ・「具体的な数字を出せない=実は給与が低いのでは?」という不信感に繋がるため |
|
応相談 |
・「交渉次第で不利になるのでは?」と警戒され、応募のハードルが上がるため |
|
400万円〜1,000万円 |
・幅が広すぎて求めるレベルが不透明になり、適正に評価されるか不安を与えるため |
|
⚠️ 給与非公開の場合:グローバルエンジニア向けに有効な3つの代替策
① 下限だけ出す(最も効果的)
② 「いつ話すか」を明確に約束する
✔ エンジニアが最も恐れるのは「選考に時間をかけた後での条件不一致」。 「技術テストの前に」など、給与を提示するタイミングの明記が必須。
③ ベンチマークの提示
表現例: "Benchmarked against top 25% of Tokyo’s engineering market. Range provided on the first interview." |
このように「スキルレベル別の給与レンジ」や「ボーナスの内訳」など、応募の決め手となるエンジニアの給与情報をできるだけ具体的に示すことが重要です。
選考プロセス
採用競争が激しくなる中で、優秀なエンジニアほど「不透明な選考プロセス」を避ける傾向があります。特に、コーディングテストや課題の有無・所要時間は応募を決めるうえで重要な判断材料となるため、できるだけ記載することをおすすめします。
記載例
- Document Screening (3~5 business days)
- Casual Interview / Japanese Language Check (30 mins)
- First Interview (60mins)
- Second Interview (60mins)
- Reference Checks (3~5 business days)
- Final Interview (60mins)
- Job Offer Meeting
* The hiring process is subject to change
* All interviews can be conducted online.
このように明記することで、応募率を高めるだけでなく、選考途中での離脱防止にもつながります。
応募率を上げる補足情報:求人票と企業プロフィールの使い分け
ここまでの項目に加えて、御社ならではの強みや特に訴求したいポイントを伝えるには、求人票と企業プロフィールに書き分けるのが効果的です。
求人票と企業プロフィールの使い分け
Japan Devでは、情報を2箇所に分けて掲載できます。それぞれの役割を理解した上で、どちらに何を書くかを整理することが大切です。
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掲載場所 |
掲載する情報 |
具体例 |
|---|---|---|
|
求人票 |
ポジション固有の情報 |
業務内容、キャリアパス、技術的課題、ポジション固有の待遇(学習支援・機器・カンファレンス補助など) |
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企業プロフィール |
全ポジション共通の情報 |
勤務時間制度、全社共通の福利厚生(社保・通勤手当など)、エンジニア組織の文化 |
全ポジション共通の情報は企業プロフィールに集約することで、求人票ではポジションならではの魅力にフォーカスでき、結果として応募者の判断スピードと納得感が高まります。
以下では、まず求人票に記載する補足情報、次に企業プロフィールに記載する情報の順に解説します。
求人票の補足情報
ポジション固有の情報として、求人票内に記載することで応募意欲を高められる項目です。
勤務環境
リモート可否・出社頻度・勤務地といった情報は、エンジニアが求人票を見る際に特に重視するポイントです。情報が曖昧なままだと、働き方に関して不安が生じ、エンジニアが応募をためらってしまう可能性があります。
以下に、ケースごとのおすすめの書き方をご紹介します。
オンサイト勤務の場合
- オフィスの都市名だけでなく、最寄駅まで記載
- 例外的にリモート可能な場合は「状況に応じてリモート可」「特別な事情がある場合は相談可能」など柔軟性を明記
ハイブリッド勤務の場合
「ハイブリッド勤務」とだけ記載すると、週4日出社を想定されることもあります。以下を具体的に記載することがおすすめです。
- 週何日の出社が必要か
- 出社日は固定かどうか
- チーム単位で出社日を調整可能
フルリモート勤務の場合
自由度だけでなく「制限条件」も明確に伝えることが重要です。
- 勤務可能な地域(日本国内のみ/海外からの勤務も可能)
- 海外から働ける場合、希望するタイムゾーン
- 定期的な出社の有無
|
重要: 現時点ではフルリモートでも、将来的に出社の可能性がある場合や特定のタイミングで出社が必要になる場合は、事前に求人票に記載しておくことが大切です。 |
入社後のキャリアパス
「この会社でどう成長できるのか」「どんなキャリアが描けるのか」といったキャリアパスは、応募意欲に影響する重要なポイントです。ポジションごとに異なるため、求人票に記載するのがおすすめです。
時期 |
キャリアイメージの例 |
|---|---|
入社〜数年 |
Senior Developer として技術的なリードを担う |
5年後以降 |
Team Lead としてチームマネジメントに関与 |
中長期 |
Architect としてプロダクト全体の技術戦略を担う |
このように5年程度先までの成長イメージを示すことで、「この会社で長く働くイメージ」を応募者が持ちやすくなります。
ポジション固有の待遇
社会保険・通勤手当・有給休暇といった全社共通の福利厚生は企業プロフィールに記載することをおすすめします。一方、あるポジションにだけ適用される固有の待遇がある場合は、求人票に明記することで候補者の応募意欲を高めることができます。
求人票に記載すべき待遇の例:
- 学習支援予算(例:書籍・オンライン講座・資格取得に年間10万円まで)
- カンファレンス参加支援(例:年1回、主要カンファレンスへの参加費を全額補助)
- 開発機器(例:MacBook Pro支給、または機器購入予算X万円)
ポジション限定のリロケーションサポート
ビザ支援や渡航費補助がポジション固有の特別対応である場合は、求人票に明記することがおすすめです。 なお、全社共通の制度は、後述のとおり企業プロフィールに記載することがおすすめです。
企業プロフィールの補足情報
全ポジション共通の情報として、企業プロフィールに記載することで、御社のエンジニア組織全体の魅力を伝えられる項目です。
チーム構造と開発プロセス
エンジニアが「どのようなチームで、どのように働くのか」をイメージできる情報は、応募判断に大きく影響します。特に以下の内容を記載することをおすすめします。
- チームの規模・構成
- 社内公用語や外国籍メンバーの有無
- 開発手法(アジャイル/スクラムなど)
- コードレビュー体制やデプロイの流れ
- 技術的な意思決定の進め方
- コード品質・失敗への向き合い方といったチームの価値観
個別のポジションで体制が大きく異なる場合は、求人票内に補足を書き加えることがおすすめです。
リロケーションサポート
外国籍エンジニアを採用する際、就労ビザやリロケーション(移住)に関するサポート情報は、応募者が気にする項目のひとつです。
エンジニアは特に以下のポイントをチェックしています。
- 海外からの直接応募が可能か
- ビザの新規取得・更新サポートはあるか
- 渡航費、住居探し、引越し費用などのサポートはあるか
ビザ支援や渡航費補助が全社で統一されている場合は、企業プロフィールにまとめて記載することで、全求人で共通の強みとして伝わります。
スキルアップ施策
「どう成長を支援するのか」を伝えることは、企業ごとの差が出やすい部分です。
- 年間の教育・学習予算の有無
- 社内外の研修制度
- メンター制度や定期的な1on1の実施
|
IT人材の転職理由: 給与アップ(38%)が最多ですが、研修や成長機会の不足(33%)もほぼ同水準です。 待遇と同じくらい「成長できるかどうか」が重視されています。 出典: TechRepublic調査 |
また、制度だけでなく、日々の業務を通じた成長機会もあわせて示すことがおすすめです。
- 新しい技術に挑戦できる環境
- OJTによる育成体制
- 今後予定されているチャレンジングなプロジェクト
労働時間・勤務形態
エンジニア職ではフレックスタイム制や裁量労働制が広く浸透しており、単に「9:00〜18:00」と記載するだけでは働き方の実態が十分に伝わりません。コアタイムの有無、フレックスタイムの適用範囲など、どの程度の裁量や柔軟性があるのかまで具体的に明記することが重要です。
勤務時間制度がエンジニアチーム全体で統一されている場合は、企業プロフィールに記載することで、各求人票で繰り返し記載する必要がなくなります。
注意点・書き方で気をつけたいポイント
「求める人物像」は抽象表現を避ける
「求める人物像」という項目を、そのまま英訳して掲載することはあまりおすすめできません。日本語ではニュアンスが伝わる表現でも、英語にすると意味が曖昧になりやすいためです。
どうしても記載したい場合は、「コミュニケーション能力が高い」「主体性がある」といった抽象的な表現は避け、実際の業務に紐づけた行動レベルの記述に変換すると伝わりやすくなります。
「Holiday」の誤用に注意
英語話者にとって「Holiday」はゴールデンウィークや年末年始などの特別な休暇期間を指します。そのため、「Work Holidays: Saturday, Sunday」のような表記は英語では不自然で、エンジニアに違和感や不安を与えてしまうことがあります。
土日が勤務日でないことを明記する場合は、「Holiday」セクションではなく、「Work Schedule(勤務スケジュール)」や「Working Hours(勤務時間)」の中で自然に伝えるのがおすすめです。
記載例
|
Work Schedule |
Holidays/Vacation |
|
- Monday - Friday - Flex time (8 hours/day) - Core hours: 10:00–16:00 |
- 10 days paid leave after 6 months (increases by 1 day/year per Japanese labor law) - All Japanese public holidays - Summer leave: 3 days - Year-end / New Year leave: 4 days |
このように「Work Schedule」と「Holidays / Vacation」を分けて記載することで、英語話者の感覚に合った、誤解のない表現となります。
FAQ
応募が集まる求人のポイントは?
応募が集まりやすい求人には共通点があります。
それは、「海外から応募可能で、日本語要件が高すぎない」ことです。
海外在住でも応募可能、かつ高い日本語能力を必須としていない求人は、母集団を広げやすく、結果として応募数が増えやすくなります。 もちろん応募数はそれ以外にも、「必須スキル」「会社・プロダクトの魅力」「企業のブランド力」との組み合わせによって、大きく変動します。
エンジニアは求人のどんな条件を見ているの?
Japan Devの求人検索フィルターのクリック数を分析したところ、特に注目されている項目は以下のとおりでした。
|
順位 |
フィルター項目 |
意味するインサイト |
|
1位 |
ビザのスポンサーシップの有無 |
「そもそも応募できるか」を最優先で確認している |
|
2位 |
日本語力 |
言語要件がハードルになっていないか確認 |
|
3位 |
リモートワーク |
働き方の柔軟性を重視 |
|
4位 |
求人のスキルレベル |
自分のレベルに合った求人かを確認 |
|
5位 |
サラリーレンジ |
待遇の透明性を確認 |
|
💡エンジニアはスペックより先に「自分が応募できるか」を確認しています。ビザ・日本語要件・リモート可否の3点が求人票で最も明確にすべき訴求ポイントです。 |
Japan Dev推奨の求人票フォーマット
これまでご紹介してきたポイントをもとに、Japan Devが考える「魅力的な求人票の書き方」をまとめたサンプルをご用意しました。Docs形式で、日本語・英語の両方をご覧いただけます。
※ 本サンプルはあくまで一例です。内容は、採用方針や伝えたいポイントに合わせてカスタマイズしてください。
まとめ:公開前チェックリスト
求人票は、企業から候補者へ向けた最初のメッセージです。 今回お伝えしたポイントを意識し、少し書き方を工夫するだけで、出会える人材は確実に変わります。
求人を公開する前に、ぜひ一度、以下をチェックしてみてください。
☐求人名は英語のみ・シンプルで、どんな職種か一目でわかる
☐給与レンジを明記している(開示できない場合は「初回面談で目安をお伝えします」と明示)
☐日本語要件に「何に使うか・どのレベルか」を具体的に書いている
☐業務内容は5〜6項目以内に絞っている
☐必須スキルは本当に必要なスキルのみに絞っている
☐リモート可否・出社日数を具体的に書いている(「ハイブリッド」だけは不十分)
☐選考プロセスの全ステップと目安期間を書いている
ぜひ、今ある求人票を見直すところから始めてみてください。皆さんの採用活動が、少しでもうまくいくことを願っています。
グローバルエンジニア採用を、次のステージへ
Japan Devは、月間60万PV以上のエンジニアに利用される日本最大級の外国籍エンジニア向け求人プラットフォームです。すでに250社以上の企業が、Japan Devを通じてグローバルチームを構築しています。
Japan Devでできること:
- 月間60万PV以上、より多くのエンジニアにリーチ
- 企業プロフィールでエンジニア組織の文化・強みを発信
- エンジニア向けブログで採用ブランディングを強化
- YouTubeで外国籍エンジニアのリアルな声を発信
Youtube: https://www.youtube.com/@japan-dev
企業プロフィールの例: https://japan-dev.com/companies/money-forward
人事向けブログ: japan-dev.com/blog-employer
エンジニア向けブログ: japan-dev.com/blog
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